皆さんおはこんばんにちは。
突然ですが、皆さんは『キズナストライカー!』というソシャゲのアプリゲームをご存知でしょうか。
……とまあ、タイトル画面をバーンと載せてみたところで恐らく殆どの方は『知らない』『知らないね』『知らないよ』とお思いでしょう。
このソシャゲは本ブログで今まで何度も取り上げてきたゲームのように『知名度の高いシリーズの作品』という訳でもなければ、『提供元の会社がゲームに疎い人でも何処かで耳にしたことはあるだろう超有名企業』という訳でもありません。
多種多様のジャンルとコラボを行っているソシャゲの『ビーナスイレブンびびっど!』なら、もしかすると『広告で見たことがある』という方もいらっしゃるかもしれません。そのアプリと同じ運営会社が提供しているのが、今回取り上げている『キズナストライカー!』だったりします。
さて、何故このタイミングでいきなり今までブログで主だって取り上げることのなかった『キズナストライカー!』の記事を書いたのか。
それは、先日のポケモン公式Youtubeの配信の最後に投下されたBUMP OF CHICKENの楽曲『アカシア』とのコラボPV『GOTCHA!』の興奮が数日経っても収まっていない中、突如TwitterのTLに現れたこちらのツイートが理由でした。
……はい。
所謂『サ終のお知らせ』です。
当然ですがゲーム内のお知らせにもきっちりその旨が記載されており、
ゲーム内のバナーもサ終決定のお知らせと有償アイテムの返金窓口のリンクに変わっていました。
ですが、ショックと同時に心の何処かで『いつかこういう日が来てもおかしくない』ことは覚悟していたんですよね。
何故かというと、この『キズナストライカー!』というソシャゲは2017/1/4にサービスが始まったのはいいものの、当時は男性他キャラもの(特にアイドル系)のソシャゲが沢山世に出ていた時期であったこと、そして運営がサービス開始以降一切といっていいほど宣伝広告を打ち出していなかったことが重なり、同年8/28を以てストーリーの類が更新を止め(※ここでメインストーリー自体は完結しています。しかし、キズナエピソードの一部は未だに未開放なままです。)、ガチャも同年9/4の曜日ガチャ(と書いて過去の限定衣装をイベント配布のものを除いて全て復刻させたもの)の実装を以て更新されなくなり、遂に2017/9/30に課金そのものを停止してしまいました。
※事前登録期間中はWeb広告を見た、という監督さんの話を聞いたことがあるので恐らくリリース前はきちんと宣伝広告を出していたと思われます。また、上で触れた同社のアプリはWeb広告の存在を確認出来たので広告が打ち出せないような運営会社ではないと思います。
そのような状態を2017年の時点で迎えていたので、正直この時点で『課金が停止ってことはサ終も近いんだろうな』と覚悟していました。
しかし、ゲーム内では『課金停止のお知らせ』としか書かれておらず、この時点ではまだ『サービス終了』に関する情報は一切上がっていませんでした。
つまり『ゲームの更新自体は完全に停止したものの、無料ではまだ遊べる』状態。最近のサ終アプリの『その後』に多い『オフライン版』と近い状態となったのです。
こうして『サービス提供期間の中でソシャゲらしい遊びが出来たのは最初の半年しかなく、殆どを虚無のような状態で生き長らえてきた』キズストくんの伝説(?)が始まります。
更に、下図のゲーム内のお知らせ一覧を見るともう一つ驚くことがあります。
日付だけだと『課金停止から二週間後ぐらいにログボリニューアル来てるじゃん!』って思われそうだったので書き込みで補足したんですが、更新停止の虚無状態で一年近く生き長らえてきたある日、突然『毎日10連ガチャ1回回してもお釣りが出る量の無償ガチャアイテム配るよ!!!!』というお知らせが来たんです。
それがこの内容です。文章には『10月10日(水)』としか書かれていないので分かりづらいですが……
……こちらをご覧ください。2017年と2018年の10月のカレンダーです。
2017/10/10は『火曜日』で、2018/10/10は『水曜日』……上記のお知らせが『2018年』に投下されたものなのがこれでハッキリしましたね。
この『10月10日』という日付は『キズナストライカー!』の主人公・神奈やいばの誕生日なんです。
主人公の誕生日に合わせて約1年振りに更新を行った『キズナストライカー!』ですが、実は運営が更新停止後に行った配信(取り上げていたのは主に上記の『ビーナスイレブンびびっど!』関連の話題でしたが)で『動体が保てる限りサービスを続けたい』といった旨の発言をしておりました。
更新停止から一年以上が経過したタイミングで更新を行ったのは、運営会社の発言通りの想いが込められていたのでしょう。
しかし、それはあくまで『動体が保てる限り』のこと。
いつか『終わり』は来てしまう。
それ故に、いつかこの日が来てしまうことが充分覚悟しておりましたし、むしろ今まで動体を維持して頂いたことに感謝しかありません。
だからといって、全くショックで無かったかと言えば答えは当然『否』です。
この『キズナストライカー!』というソシャゲに私は相当ハマっていて、大好きなのにあまりにも知名度が低い現状を打破したくて本気のプレゼン資料を作ったほどでした。
また、『公式TwitterのRTキャンペーンで声優さんのサイン色紙が当選する』という経験をしたのも『キズナストライカー!』が初めてでしたし、運営に対して『キャラクターへの贈り物』をしたのも『キズナストライカー!』が初めてでした。
サイン色紙が届いたときも、贈り物のお礼(写真左の封筒)が返ってきたときも、それはそれは舞い上がるほどに大喜びしましたよ!!
他にも『オフ会の主催』や『Webアンソロへの寄稿』も『キズナストライカー!』というジャンルで初めて行いました。
更に言うと、有志の監督さんたちと情報を出し合ってGoogleスプレッドシートに三種類ほどデータベースを作成したほどです。
オタク黎明期にイナズマイレブンを通っていたこと、当時はSideMがメインのアイマスPだったことが重なり、『キズナストライカー!』というジャンルはそれはもう私にとって柱ジャンルの一つとなっていたんです。
(※実はアイマスはSideMから入ったPでした。その後デレ→ミリ→シャニと開始して一時期は四つの事務所のPを兼任していたのですが、色々あってミリオン以外のP業は全て引退し、今はミリオンのみで活動しています。とは言いつつ、アイマスに触れる機会を作ったSideMは今も楽曲を聞いていたりするのですが。ちなみに当時の担当はMが夏来くんと直央くん、デレが薫ちゃんで、シャニは果穂ちゃんのPになりたかったんですがゲームシステムと致命的に相性が悪くて彼女のことを詳しく知れず終いのまま引退しています。)
ですが、『殆どを虚無のような状態で生き長らえてきた』状態で熱量を維持するのはハッキリ言ってかなり困難なことであり、本ブログを設立した2019年の時点ではもう『キズナストライカー!』は自分の中で『熱がすっかり落ち着いた、過去に好きだった思い出のジャンル』というカテゴリーに入ってしまいました。
なので、本ブログで『キズナストライカー!』の話題に触れているのは記憶が正しければ下記の三回だけだと思います。
①『色違いメルタン捜索日記』シリーズの最後にリョウの誕生日を祝い、ブログ開設日があいらの誕生日だったことに触れている回。
②『ガラル冒険レポート』シリーズのオリーヴ戦でオリーヴとリョウの類似点を挙げている回。
この回はガラル(剣盾)とアルミア(バトナージ)の類似点をかなり挙げている裏でひっそりこちらの類似点も挙げていました。『多分喩えが分からない人の方が多いと思う~』のところです。
③ステイホーム期間の振り返り記事で『エミリーの最初の恒常SSRを実装時に入手出来なかった理由』を説明していた回。
実は、ここで取り上げていた『別のソシャゲ』が『キズナストライカー!』のことでした。
何故ここだけ『キズナストライカー!』ではなく『別のソシャゲ』といった曖昧な言い回しをしていたのかというと、記事で述べた『恒常エミリーではなく別ソシャゲ(=キズナストライカー!)の推し(=夜宵リョウくんのことです)を優先した』といった当時の自分の行動が後に一度本気で『キズナストライカー!』からの引退を考えることとなったマイナス感情を含んでいたからです。
↓ちなみに、当時狙っていたリョウくんの衣装がこれです。
キズストくん、キャラ絵は勿論CGの背景の描き込みが本当に美麗なんですよ……!
話は戻して『マイナス感情』の件です。
文中の下の方に『還元を感じる前に更新が止まってしまったことが大きかった』という旨を述べていたのですが、これは当時の『キズナストライカー!』は新規イベントが開催しなくなったものの、更新停止に関するお知らせがまだ上がっていなかった時期であったことも重なり、自分が『金銭的都合とガチャ的都合でキズストを取ったのに肝心のキズストは更新しなくなってしまった。運営はだんまりを続けて更新しないつもりなら向こうに課金した方がまだ良かった。これからもこの状態が続くのなら、いっそ監督を引退した方がマシじゃないか。』という心境に陥っていたからなんですよね。
それでもガッツリハマり込んだ未練のためにスッパリ引退することは出来ず、その後運営から正式に更新が停止する旨が発表されたことと、後にセレチケでエミリーを入手出来たこともあってこの件についてはもう自分の中で完全に落ち着きました。
そのようなプラスの感情もマイナスの感情も味わってきた『キズナストライカー!』が、2020/12/7(月)の14:00を以てその歴史に幕を下ろします。
この記事を読んで少しでも『キズナストライカー!』に興味を抱いた方へ。
今ならまだ二ヶ月程猶予があります。
もし宜しければ、アプリを手に取り彼らが綴った物語に触れてみてはくれないでしょうか。
そして、少しでも多くの方に『キズナストライカー!』というソシャゲがあったこと、翼白高校や黒翔高校の部員たちがその世界に生きていたことを記憶の片隅に留めていただければ、一監督として有難いことこの上ありません。
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――最後に。
『キズナストライカー!』との歩みはもうすぐ完全に終わってしまいますが、『キズナストライカー!』を通じて感じたもの、出会ったものはかけがえのない宝物となりました。
翼白高校、黒翔高校の部員たちと過ごした日々は楽しい思い出として今も胸にしまってあります。
だから、『キズナストライカー!』に関わった全ての人に感謝を込めて、この言葉で記事を締めさせて頂きます。
これからも『キズナストライカー!』が大好きだ!!!!!!!!!!!!!!
いつかまた、彼らと巡り会える機会があると信じて……!
| *`・ω・´)ノシ